スヤタ「1/700 蒼穹の連合艦隊 伊四百」を作ってみた

ディスプレイモデル

以前このキットを紹介してから間が空いてしまいました。

スヤタ「蒼穹の連合艦隊 伊四百」を作成したので紹介します。

シャークマウスのような艦首と四角錐型の岩石魚雷、腕?足が4本生えた艦中央部。長門/陸奥よりぶっ飛んだアレンジです。


船体

前部の船体、後部、後部のエンジンパートを別個に組み立て、塗装し組み立てました。

船体前部と腕を仮組み。……もはや謎の生物

船体の緑色は水性アクリルのコックピット色(日本海軍)、灰色部分は同じく水性アクリルのダークグレーで塗りました。

船体後部+エンジンパーツは別途作っておき船体前部と貼り合わせました。前部と後部で重なり合う部分があるので、塗装のために別々に組み立てが必要になります。

船体前部、後部、エンジンの各パーツを塗装してから組み立て。

腕を仮組みしつつ細部を塗装していきます。

腕も塗装し仮組みしましたの図。ランプの赤色、腕の配線のオレンジはアクリル塗料の原液塗り。

迷彩

水性アクリルのフィールドグリーンを溶剤で薄めて筆で塗ります。

下地を溶かさないように塗料を置くように塗り方で、3,4回重ね塗り。

ムラも味と思えるような感じになってくれればよいのですが。

迷彩を塗ったところ。デカールを貼った後の画像ですが……

腕全体をダークグレー(アクリル)に塗ったのち、凹んだ部分にマスキングゾルを流し込み、そしてグリーン(アクリル)を塗装。

塗装後、マスキングゾルを針で引っ掛けて除去すると、マスキングしたグレーが。ただし一部艶が出てしまったので、後でつや消しクリアーを吹きます。

マスキングゾルって使いどころが難しいと思うんですよね。今回はうまくいった例でした。

下:凹んだ部分にマスキングゾルを塗ったところ。 上:エアブラシでグリーンを塗り、マスキングゾルを取ったところ。

設定によると、この腕は機雷を宇宙空間上に正確に設置するためのものだそうですが、ちょっと理由が弱いですね。機雷を敵艦に投げつけるため、とか小惑星に取り付いて身を隠すため、はどうでしょうか?


兵装

この艦は隕石に偽装した四角錐型の魚雷や球形の機雷を搭載しています。

岩っぽく見せるために、

  1. 薄茶
  2. 濃茶(ドライブラシ)
  3. グレー(ドライブラシ)

の順で塗装。ちなみに1.と2.は木甲板色とリノリウム甲板色で調製、3.はダークグレー+わずかにガンメタル(いずれもアクリル塗料)。ありあわせの塗料で岩っぽい色にしてみました。

完成時の岩石機雷&魚雷の図。もう少し2が多くても良かった。魚雷後部のロケットノズルはガンメタルで塗りました。

デカール

このシリーズでは、デカールは漢字で色々な文言がつづってあります。

艦首に「伊号四百」、艦尾に「不可視不可議」、腕に「伊」。

変に意味が分かるとカッコ悪いなぁと思って梵字にしてみました。

貼ったのは艦首のカタパルト前と船体中央の艦橋下。

マークセッターを塗った所がテカっているぽい。リカバーできるので気にせず進みます。

マークセッター&マークソフターを塗ったのでデカール周辺がテカってますね。これも後程つや消しクリアーを吹くことにしました。


そして完成へ

スミ入れ&ウエザリング(エナメル塗料の黒とダークグレイ)ののち、デカールや腕のテカリを消すため全体につや消しクリアーをエアブラシで吹きました。

ほんの少し吹けばつや消しになります。スプレーのトップコートよりずっとやりやすいですね。

艦前方から。岩石魚雷を発射するジオラマシーンを作ってみたい。
艦後方から。エンジンパーツには噴射炎と焼け表現を入れたいところ。

最近作った陸奥とのツーショット。シャークマウスっぽい艦首がカオスの中に共通点を見つけ出した感があります。(何言ってるんだか……)

コメント

タイトルとURLをコピーしました