航空機が格好良いのは飛行中の姿だと思います。その証拠に箱絵も飛行している姿ばかり描かれていますし。
その一方、模型は展示のために車輪を出した着陸形態で組まれることが多く、私は常々飛行形態で模型を作ってみたいなぁとも思ってました。
というわけで、今回は三菱F-1(ハセガワ)を飛行形態で作ってみましたので紹介します。
組み立て
飛行形態に改造した部分を中心に紹介していきます。
本キットは着陸形態のみのキットのため、前輪のカバーは折りたたまれている状態でした。伸ばしても長さが足りないので延長分をプラ板で自作しました。
一方主脚のギアカバーは大きさ的にはあっているのですが、キットが古いからなのか、カーブの曲がり具合が合いませんでした。加工技術がないのでそのままにします。
塗装
F-1の上面は3色の迷彩です。黄土色は木甲板色。薄松葉色はグリーン、濃松葉色はフィールドグレーで代用したつもりが……逆に塗ってしまいました。
う~ん、色の名前が紛らわしいんだよな、と言い訳してみる。
塗料のアフィを貼って注意喚起しときますね。
迷彩で薄松葉色と濃松葉色を逆にすると、垂直尾翼の輪郭部分など鮮やかな緑が多くなるので、オリジナルより目立つ気がします。
ディスプレイ用台座
飛行形態を実現するために機体を宙に浮かせる台座が必要です。
今回は後部のエンジンノズルから棒を突っ込んで機体を支えるような台座にしました。
まず、直径3mm真鍮線を台座の穴―エンジンー胴体内部を通る様に曲げます。
台座の木片にピンバイスで穴を開け、仮組み。
穴の深さに問題ないのを確認してから塗装です。予めニスを塗るのを忘れずに。(当初ニスを塗らずに塗料してしまい地獄を見た)
機体側の改造はエンジンノズルに穴を空けるだけ。真鍮線の曲がった部分に機体の内側を水平に乗せるわけです。
武装
F-1が本領発揮する武装は対艦款ミサイルASM-1だと思うんですが、キット付属の武装は500ポンド爆弾、ロケット弾ポッド、サイドワインダーのみ。
なので「航空自衛隊 エアクラフトウエポンセット1」のASM-1を使用しました。
ハセガワ 1/72航空自衛隊 エアクラフトウエポンセット1
このキットにはASM-1が3発入っていたので、そのうち2発を組み立て。
装着時の雰囲気はこんな感じ。
武装を搭載後、ウエザリングをして完成です。
ジオラマ化
フリー素材の青空をモニターに映して撮影しました!
金色の真鍮棒は、機体で隠すように……というのはなかなか難しい。
初挑戦にしてはうまくいったかな。
コメント