塗装用ターンテーブルを使ってみた

商品レビュー

プラモの塗装時にパーツを自由に回せたらなぁ、と思ったことはないですか?

パーツを手持ちで塗装する時、反対側も塗ろうとして手首をひねった挙句パーツを落とす……というのはしょっちゅうです。

試しに100均の家電用ターンテーブルを使ったこともあるんですが、

・思ったより重く、回しづらい

・まっ平なためパーツの固定方法がない

・設置面積が広く(直径20cm)、場所を取る

と、塗装目的としては不満でした。

そこで今回、タミヤの塗装用ターンテーブル「エアーブラシシステム スプレーワーク ペインティングスタンドセット」を巡洋艦モスクワの作製に使ってみました。


宣材写真を見ると自動車や戦車のキットがセットされていますが、果たして艦艇模型にも使えるでしょうか?

外見

箱の中身はこちら。ターンテーブルとボディスタンドの2個1組が入っています。あと取説も。

左:ターンテーブル。右:ボディスタンド。台座となる回転ベースは左右同じもの。クリップ4個も付属。

・ターンテーブルはわずかな力で回るので、ストレスがない(軸にベアリングが入っているぽい)

・クリップや穴、ばねなどのパーツ固定用の仕掛けがある構造

・台座の回転ベースは直径12cmで省スペース

……と、家電用ターンテーブルの問題点をことごとくクリアしているのでした。

使用感

取説に書かれている使用法を試してみます。

①クリップをスリットに差し込んで固定

クリップの持ち手がちょうどスリットに嵌ります。クリップは針金製で、ばねの力がきつめなので直接パーツを挟まない方が良いです。ランナーを挟むのがお勧め。

下の画像の状態でエアブラシを吹いても、テーブルは回りません。適度な重さもあります。

ランナーをクリップで止めてみたの図。ターンテーブルを回すときは下の「回転テーブル」を回すと倒しません

②ランナーを穴に差し込み

テーブル上にいくつか穴が空いてます。

穴は奥に行くほど細くなっておりきっちり固定が可能。

穴の大きさも数種類あり、様々な太さのランナーを固定できます。

試しに差してみたの図。内側の穴にはもっと太いランナーも差せます

③ターンテーブルに置く

切ったパーツを厚紙に固定して、その紙をクリップ止め。

エアブラシしても紙が吹き飛ばないようにクリップ止めができます。

手に持たずに回せるし、高さがあるのでパーツ側面の塗装も便利。

1/700ヴァリャーグのパーツを塗装するの図。クリップ止めを考えてなかったパーツ配置がいけてない……

④ボディスタンド

ばね付きのボディスタンドは元々自動車向け。これを艦船模型の固定に使ってみました。

1/350スケールでピッタリサイズ。ただし船体が長いので、バランスを崩さないように注意する必要があります。

1/350タイコンデロガの船体を挟んでみた。水平方向に回すと塗装ブースに当たりそう。

一方1/700スケールは船体が細くてばねが使えません。裏側を両面テープなどで固定することになります。

ばねを外して1/700ヴァリャーグの船底を乗せてみた。扱いやすいサイズですが、両面テープなどで別途固定する必要あり。

ばねを外してパーツを貼った厚紙をマスキングテープで貼れば、ターンテーブルと同様に使えます。

ターンテーブルが広くて縁が塗りにくい場合はこちらの方が良いかも。

こちらの方が側面の塗装が楽かな

まとめ

今回、タミヤの塗装用ターンテーブルを使ってみました。

艦船模型ではランナーごとや細かいパーツの塗装には便利に使えました。

一方、細長い船体の固定と回転が課題となりました。

焼き鳥を焼くときみたいに船体の首尾線方向を軸にして回せるスタンドが欲しいと思いました。

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