2020年夏ごろに発売された当キット。中華メーカー・スヤタの「蒼穹の連合艦隊」シリーズの第1弾となります。
連合艦隊を名乗るには前衛的なデザインと設定でごく一部で話題になりました。年末に気づいたときには売り切れ。
某アマゾンで予約を入れたところ、約1年後の2021年10月に入手できました!
今回は1年待って入手した待望のキットを製作しました。
開封
箱絵はこちら。ロボが前面に押し出されています。長門の箱絵とかなり違うのでかなり違和感を覚えましたが、どうやらロボの形状がのみが違うらしい。
開封するとパーツ毎にビニール包装され、分厚い取説が同封されています。
組み立て…まず船体
船体パーツは右舷と左舷に分割されていて、貼り合わせる前にケースメートの副砲パーツを内側から装着します。
副砲パーツを塗装後にはめ込むと動きが悪かったので、摩擦してそうな箇所を調整しました。
左右の船体パーツを明灰白色に塗装してから接着。
デカール
上部構造物が邪魔にならないこの段階でデカールを貼っていきました。
朱色がアクセントになってよいのですが、ただ40種類もあるにもかかわらずデカールを貼った後の完成図がないのでわかりにくい。
実際、第3砲塔前の「く」の字型デカール×2のはり方を間違えたし。
日本語のデカールがいくつも付属しているんですが、ダサく思えるんで梵字デカールを貼ってみました。(記事の最後をご覧ください)
艦底
キット本来の艦底色は赤。
艦底だから赤、というのはわかるんですが、目立ち過ぎるんで艦底前部はあえて軍艦色(ラッカー)で塗装しました。
一方後部は配管がある等のメカニックな表現なので配管を強調してみることに。
シルバー(ラッカー)の上にダークグレー (アクリル) を重ね塗りし、アクリル塗料をシンナーでこすり取って配管部のシルバーを露出。
この「こすり取り工法」は一回やってみたかったんですが、パイプの頂上部しかこすれないのが玉に瑕。
このパーツにブースター(メインブースター4基+サイドスラスター両舷6基)を付けて完成です。
艦橋
このキットのセールスポイントの1つである艦橋+ロボパーツを組み立てていきます。
城のような構造の艦橋の屋根部分はガンメタルで塗装。瓦のイメージです。
一方のロボ部分は少々目立つようにシルバーで塗装。
この後ロボと艦橋を組み合わせるのですが多少面倒でした。手足と建物が密接してるので、干渉しないようにだましだまし組み上げました。
舷側の楯状構造
舷側の楯状構造はロボのショルダーアーマーを兼ねていて、 後部についている棒状のものは刀。
取説によると「敵艦に急速接近し軍艦切りで一撃」 する武器らしい。
ライトサーベルのように光る様子を再現しようと、ホワイトサフ→シルバー(ラッカー)→蛍光ピンク(アクリル)で塗りました。
そして完成へ
墨入れはエナメルの黒+ハルレッドを少々。ウエザリングは墨入れと同色で少々汚した程度にとどめました。
作成期間は1月強。自分としては割とハイスピードでした。
このキットは軍艦プラモの箸休めとしてなかなか面白かったです。特にロボパーツは組んでいくうちに謎の愛着がわきました。
スナップオンではないものの、艦船キットとしては難しい所はありません。取説も丁寧でわかりやすい。
もちろんパーツのヒケや歪みはなく、サイドゲートなのも良いです。ただゲート自体が太いため、きちんとペーパー掛けしないと部品のくみあわせが悪くなります。
デカールの多いのは賑やかで良かったのですが、せめて完成図の絵を載せてほしかったです。実際向きを間違えたし。
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