潜水艦の内部が覗けるキット 1/144 U-2540 カットモデル(レベル)

ディスプレイモデル
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某ア〇ゾンで面白いものを見つけました。

潜水艦のカットモデルのキットで、内部構造が覗けるというものです。

内部構造が見れる艦船キットは珍しいかなー、ということで作ってみました。

箱絵。敵艦も描かれているが何となく漫画チック。
ドイツレベル 1/144 U2540カットモデル プラモデル

実艦について

モデルになったU-ボートXXI型は大戦末期に開発された形式です。

水中抵抗を減らして蓄電池を多数搭載されているため、水中速度17.5ノットを発揮したそうです。

そのうちの1艦U-2450は記念艦として現存しているとのこと。

スペックはこんな感じです。

  • 全長: 76.7m
  • 全幅: 8.0m
  • 排水量: 水上1,621t、水中1,819t 
  • 最大速度: 水上15.5kt、水中17.5kt
  • 乗組員: 57名(うち士官5名)
  • 兵装: 533mm魚雷発射管×6(艦首6 搭載魚雷23本)、20mm Flak38連装機関砲×2

キットについて

ランナーの一覧。長い船体パーツと楕円形の隔壁パーツが目につきます。

バリ・ヒケはなく、モールドもきれいですが、船体の若干の反りが気になりました。

パーツ構成。船体(右下のパーツ)は左右で分割です。長いパーツなので反ってると気になります。

大まかな作り方はこんな感じです。

①内部構造を組み立て&塗装

②船体内側を塗装

③内部構造を船体に組み込み

④セイル取付け、船体外側を塗装

塗料について

取説には大体パーツごとに色の指定が書いてあるのですが、

14色もある上、記号がA~Nまでのアルファベットなのでわかりにくいです。

(しかも灰色系で7色もある……!)

そのため、レベルのカラーチャートと取説のアルファベットとの対応表を作った上、

カラーチャートと似た色の塗料を選びました。

塗料のふたにアルファベットを振ったので間違わないはず。

組み立て

概ね取説の作り方にならって作ります。

最初に艦首の魚雷発射管室を組み立て、順番に後ろのフロアを接着します。

断面部分は無難にごく薄いグレーにしました(上記の塗料記号「H」)。

魚雷発射管室。魚雷は3本で1パーツになっておりセットは楽、だけど接着場所がない!

隔壁ごとにフロアを組み上げていきますが、隔壁と床の接着面積が小さいのが難点。

接着剤はプラモ用接着剤、瞬間接着剤、スーパーXを使い分けました。

魚雷発射管室(左端)の後ろに控える各フロア。気分はブロック工法です。

エンジンルームも曲者で、ディーゼルエンジンは接着部分箇所がなく単に乗せるだけ。

エンジンに繋がるダクトのパーツの長さがあってない様です。

取説には隔壁を一部カットする指示がありましたが、従わずにダクトの方を切りました。

エンジンは台座に乗っているだけ。切ったダクトとは、中央左の乗員室の天井を走っている灰色のやつです。

内部構造が完成したので船体に仮置きし、船体内側の見える部分に塗り残しがないかを確認します。

仮置きしてみたの図。艦内パーツが良く見える最後のチャンスですね。

船体の接着に先立って接着用のダボを確認。

あるにはあるんですが、船体パーツの大きさ比べて小さいし、数も少ないです。

こりゃ苦労しそうだ……ってことで、

プラモデル用接着剤とスーパーXの合わせ技で接着しました。

ダボと共に写ったレベルの銘版。このキットは1992年製だそうです。

左右の船体を張り合わせたら塗装。

最後に天井兼甲板パーツとセイルを付けて完成です。

凹凸が少なくスリムな形状のセイルが良くわかります。甲板と船体に隙間が空いてしまったなぁ……(遠い目)。

そして完成

塗装後、墨入れはしましたがウエザリングはしませんでした。

全体像。全長50cm以上と長いので、撮影ブースに入らない……。

内部はこんな感じ。フラッシュを当てないと内部まで映りません。

艦首側。魚雷発射管室と寝室。艦底側には電池が並んでいます。

チラ見しかできないと、実物より見栄えが良くなったように錯覚します。

艦中央部。前後の乗員室に挟まれて艦長室?と発令所。セイルの中に潜望鏡とはしごがあります。
セイル上の軍艦旗にはハーケンクロイツが描かれてないので、いまいち締まりません。
艦尾側。左側より後部乗員室、機関室のディーゼルエンジンとモーター。機関室の床パーツの曲がりは修正できませんでした。

乗務員のフィギュアを配置したらリアリティがでて面白くなったなぁ、と後づけで思いました。

1/150スケールのNゲージのフィギュアが流用できそうです。水兵のフィギュアってあるのかしら?

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