【R/C】ラジコン戦車からラジコン装甲艦を作ってみた

装甲艦日本丸 R/C化モデル

今回は少々昔に作ったものですが、大きめのラジコン(RC)化艦船プラモを紹介します。

ラジコンの戦車や自動車はそれなりに流通していますがラジコン船は少ないですね。

かといってRCにそれほど詳しいわけでもありませんので、既存の戦車や自動車のRCメカを艦船に移植することにしました。

材料 

1.船体 1/150日本丸

かつて今井科学が発売していたキットで、今はアオシマから販売です。船体の全長は55cm。

ディスプレイキットのため船体は左右割りです。隙間が少々あいてたためエポパテで埋めて使用しました。


2.RCユニット

中華ラジコン戦車(メーカー不明) 周波数27MHz 

左右のキャタピラを別個に駆動でき、主砲からBB弾を発射できるタイプ。このメカを船に移植して、左右のスクリューのみで転舵をこなす形式になります。

車体とメーカーはいくつかあるようなので、参考までにプロポの写真を載せときます。

DSC_0910

3.スクリュー ミニ水中モーター(タミヤ) 2個用意します。

スクリューは水中モーターキットの物2個を装着。2個とも同じ方向に巻いているので少々弊害があります(航行時に若干傾く、転舵時に左右で利きが違う)が、航走自体は可能でした。


4. スクリュー回り

艦底を貫くプロペラシャフトは、真鍮線とパイプであるC-line(直径1.5mm)とC-pipe(外径2.1mm、内径1.65mm)の組み合わせを使用しました。



組み立て

1.モーターユニット

5mmプラ棒を切り刻んでブロック状に接着。1.2mmプラ板でふたをし、ネジで固定しました。

モーターの台座の作製。

モーターとスクリューシャフトとの接続は、既製品「マブチモータージョイント2mm×2mm」を使用しました。

マブチモータージョイント 2mm×2mm

艦尾から、モーター、乾電池、制御基板の順に配置。浸水を考慮して各機器は艦底から1cm位浮かせてあります。その下に鉛板のバラストを150g程入れました。

駆動部のアップ。右が艦尾。制御基板は単三電池と比べると小さいです。回転軸があってないためか、右舷スクリューだけ高騒音

2.進水式

左右のバランスやRCメカの動作を確認しました。甲板より上を積んでないので軽いです。

船体には衝角と副砲のケースメートを設置済み。

艤装

装甲艦にするため日本丸のキットに手を加えました。主に参考にしたのは装甲艦のワスカルでした。

前部砲塔の基部。甲板モールドの足りないところは1mm角プラ棒を敷き詰めました。
甲板上の砲室。手作りで精度が低かったため、数作ってまともなやつを採用しました。
煙突。
エンブレム。顔はバイキングのフィギュアをおゆまるコピーしました

その他、艦橋とマストはキットのものをほぼ流用しました。

完成

こんな感じに仕上がりました。1880年代くらいの装甲艦に見えるかしらん。

全体図
艦首から
前半部
艦中央部
艦尾

近所の演習場で航走。このくらいの大きさの船ならばラジコンとしても安定してます。

黄色いケーブルはアンテナ線。見栄えが悪いので、うまい処理法を考えないといけません。
逆光で撮影の図

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