正月気分でブリキの電車を作ってみた(箱根登山鉄道)

その他

2023年もよろしくお願いします。

正月早々、ハードオフで見慣れないキットを発見しました。

箱絵。「80周年記念」という事は限定品なのでしょうか、不明です。

ブリキの組立式?

中学校の技術科では金属加工苦手だったんだよなぁ、と思いつつ、限定品っぽいレア感からつい手を出してみました。

ブリキの箱根登山電車 2両編成

開封の儀

箱を開けた中身はこんな感じ。

各部品がゴム紐で止められている上に工具付という親切ぶりです。

中央右のニッパーみたいな部品は付属工具のプライマー、その下の板(棒?)状のものも工具です。

添付のパンフレットも限定品感を盛り上げます。

パンフにシリアルナンバーが入っています。

肝心の車体はこんな出来栄え。

緑の車体。正面窓の印刷ずれがわずかにある。角の部分は少々色褪せている。

……印刷ずれは目をつぶりますが車体角の部分が少々色褪せしています。

約20年前(平成11年)に製造されたキットなので仕方ないのでしょう。

添付のパンフによると、塗装したブリキ板をプレス機で立体にしているようですので、角の部分は塗膜が引き延ばされるから劣化が早いのかな、と思いました。

作製

購入日当日に早速組み立て。まずは車体から。

前照灯、パンタグラフなど天井の機器を車体上部に付けます。

天井には前照灯、パンタグラフ等、思ったよりも機器が付いています。

接着方法は金属のベロをスリットに差し込み付属工具で曲げる。まるで小学生の学習雑誌の付録のようです。(素材は違いますが)

もちろん接着精度は高くないので少々ガタつきます。

これも味ってことですかね。

車体パーツの裏側。パンタグラフなど各部品のベロを付属の金属板(棒?)で押し曲げて止めます。ブリキ板の端が鋭利なので切傷注意。

続けて車体下部の組み立て。台車部分は単純な(カーブも曲がれない)構造な一方、車輪パーツはバリも歪みもなく、驚くほどの高精度です。

仮組してみたの図。構造の単純さと高精度な車輪はミスマッチな気が。

最後は車体と車体下部をはめ込んで、両端の連結器を止めるネジを止めるのですが、ここがこのキットの一番難しい所。

車体を広げて無理やりねじ込むわ、穴の位置があってない所を無理やりねじ止めするわで、結構力業でした。

シャーシが少々大きいため緑の車体が広がっているのがわかるでしょうか?底部にシリアルナンバーのステッカー付き。

完成

トータルで小一時間ほどで完成。

プラモの組み立てとは一味違った雰囲気を楽しめました。

あえて言うなら加工時に力がかかるので、傷防止のための当て布があった方が良いかもしれません。

箱絵とのツーショット。

完成品はこんな感じ。ブリキ製という古めかしさが、この旧式車両にマッチしていると思います。

このキットにはHOゲージのレールが付属しており、高精度の車輪と相まってすべるように走ります。直線コースでひと工夫すれば面白く遊べるかもしれません。

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