プラモ用具向けの引出しユニットを作ってみた

商品レビュー

プラモ用品の収納スペースに困っていませんか?

私は100円ショップのトレーに筆、ナイフ、塗料等々を置いていたのですが、机の上で場所を取る、工具箱にしまうといちいち開けなければならない……と難儀してました。

今回作ってみた引き出しユニットはサイト「Nipper」で紹介されていたものです。一目見てこれは良さそうだ!と思い、組み立てて使い心地をレビューします。


特長

この引き出しユニットはもともとイケアで販売しているもので、他の通販サイトでも売っています。

特長を簡単に書くと、こんな感じ。

  • 小さめの引き出しが6枚もあり、細かいプラモ用具がじゃんじゃん入れられる
  • コンパクト(幅28cm×奥行41cm×高さ69cm)で置き場所を選ばない
  • キャスターで移動可能
  • カラーバリエーションあり(白、黒、赤、グレーのツートン)

私が魅力に思ったのは1番目と2番目です。

作成① 枠組み

まずはいくつかの販売サイトのレビューを見て作るときの注意点を確認しました。

  • 側面の板が凹みやすい
  • キャスターが弱い
  • 引き出しを直角に曲げないと、引き出すときに音がうるさい etc.

ふむふむ。

金工は初めてなのでちと不安だったのですが、取説通りに組み立て始めます。

取説は絵と数字のみ。モデラーなら問題はない書きぶりかな。

まず側面の板に棚のレールを付け、底部のパーツにはめ込みます。

棚用のレールを付けた側面板に底部パーツを取り付け。棚用レールには車輪がありません。お値段相応という所か。

底部パーツはしっかり作ってあり、難なく立体化できました。棚とかをDIYするときは立体化するところが一苦労なので、これはうれしい。

側面の板×2を底部パーツ×2に嵌めたところ。この段階で自立するので、楽。

側面と背中の板の角はベロのような張り出しを折り曲げて固定するのですが、作業スペースがなくてしっかり固定できない。ここは少し考えてほしい所。

この「ベロ」で固定する形式はお手軽で良いんだが、こんな所ドライバーが入らん……。

底部パーツが頑丈にできているのに感心したんですが、裏目に出ます。

キャスター固定用の木ねじがはまりません。ネジの頭の穴が小さいらしく、いまいちドライバーの嵌りが悪いんです。

なのでやすりで穴を拡張してからねじを入れました。

底のパーツだけ鉄板が厚いため、キャスターの木ねじがはまりません。右側のネジは側面の板の固定用(こっちは難なく固定できた)。
キャスターを付けたの図。ネジをなめまくりました。
なめないためにはスウェーデン製のドライバーが必要なのか?

ちなみにこのキャスターは向きが変えられないので、この引き出しユニットを動かせるのは前後方向のみです。

作成② 引き出し

次は引き出しの組み立て。

レビューには正確に直角に折り曲げるのがポイントとあったので、恐る恐る胴体部分?を2回折り曲げてコの字型にします。

鉄板に切れ目が入っているので、折り曲げ自体は手で簡単にできました。

直角かどうかを曲尺で確認しました。

前後の面板の固定はベロ状突起で行います。見た目はちゃちいんですが、パーツをしっかりはめ込むような構造なので、しっかり固定できました。

各棚には前部2か所後部4か所の「ベロ」があり、効果的に固定できます。 「ベロ」をつぶすのはマイナスドライバーが良いです。

作った棚6個を本体にはめ込めば完成です。

完成&使い心地

2時間ほどで完成。そのうち半分位は底部パーツの穴をやすりで削ってました。

机のわきに置いたの図。奥行き41cmなので本棚の横に置くとはみ出る大きさです。
高さは69cmなのでぎりぎり机の下に入ると思います。

1つの引き出しの高さは9.4cm。あえて言うなら塗料の溶剤の特大ボトルがはみ出しますが、それ以外はすっぽり入ります。

きちんと角度を合わせて作ったお陰か、引き出しの出し入れはスムーズです。

ただし、中身が重いと出し入れが重くなるし、棚が歪むような感じがしたので過搭載注意ですね。

塗料を入れてみたの図。この時点で重量4kg。歪むような感触があったので搭載量は2kg以下が良いかと思います。

中の板はすべすべなので、中に適当なトレーや仕切板をいれると中身が滑りません。

百均の6cm仕切り板を使用したの図。奥の筆はトレーに入れて収納しました。

以上、IKEAの引き出しユニットをDIYして使い心地をレビューしました。

キャスターの取り付けと棚を正確に折り曲げるところを気を付ければサクッと作れると思います。ほとんどの手持ちのプラモ用具が入ったので満足です。

これでプラモの作成速度が上がればいいなぁ(^o^)


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