プラモを塗装していると溶剤のにおいが気になりますよね。特にラッカー系のにおいは鼻につきます。
塗装ブースを使っているはずなのに部屋ににおいが残っていて、ブースの効果ないじゃん!とキレることも。
ただ、換気扇を取り付けるために壁に穴を開ける……とかそんな大掛かりな工事はできません。
ということで、簡単に取り付け可能なプラモ塗装時におすすめの窓用換気扇をいくつかチョイスしてみました。
選択のポイント
機種選択のポイントは以下の通りです。
- 小さい 各社最小サイズの製品選びました。
- 工事が簡単 窓の溝やレールにはめ込む形式で窓枠へのねじ止め不要です。付属のパネルを継ぎ足して設置するので、窓のサイズの違いにも対応可能です。
- 窓の開閉が可 窓がピッタリ閉められるので、防犯上も安心です。
- ※いずれも窓の左側に設置する場合です。詳細は各機種の取説をご覧ください。
上記を満たす機種を掲載し、カタログスペックを比較しました。
- 風量、消費電力のデータはいずれも50Hzでの数値です。
- 1時間当たり部屋の空気が何回入れ替わるかを示す換気回数は、部屋の体積を17.5m3(広さ4.5畳(2.7m×2.7m)、天井高さ2.4m)として計算しました。
FW-20G (日本電興)
前面(部屋側)にシャッターがある換気扇で、スイッチONの時のみシャッターが開きます。今回紹介する中では唯一のシャッター付きです。
シャッターを閉じると外観がすっきりして落ち着きます。
E-20WH2 (三菱電機)
- 寸法 縦360x横260x厚さ140mm
- 取付可能高さ 38.5~120cm
- 風量475m3/h(換気回数27.1回/h)
- 消費電力18W
- 騒音 42dB
- メーカーのサイト
今回紹介する中では発売日が一番新しいです(2019年04月)。
本体とグリルに抗菌剤を採用しており、グリル、オリフィス、バックガード、引きひもつまみ部は抗菌仕様だそうです。
この製品を含め、日本電興の製品以外はシャッターはありません。運転時以外は窓を閉めておかないと外気が逆流するので要注意です。
VFW-20X2 (東芝)
今回紹介する中ではトップクラスの風量を誇ります。他機種と比べて消費電力が高いので、高回転数なのでしょうか。取説などからでは分かりませんでした。
今回の用途では不要ですが、唯一この機種には油汚れを受ける皿(オイルパック)がついています。
FY-20WF2 (パナソニック)
- 寸法 縦351x横283x厚さ98mm
- 取付可能高さ 39.4~110cm(窓高さ110~180cmは別売品の高窓用サッシパネルを使用)
- 風量 588m3/h(換気回数33.6回/h)
- 消費電力 23.0W
- 騒音 40.5dB
- メーカーのサイト
風量は東芝製品以上でしかも消費電力が少ないです。羽の数が多いためでしょうか。よくわかりません。
羽根周りの「お掃除リング」がフロントカバーから分離可能で、掃除がかんたんです。
FY-08WS2 (パナソニック)
- 寸法 縦235x横120x厚さ110mm
- 取付可能高さ 28.5~63cm(63~90cmは別売品が必要)
- 風量 50m3/h(換気回数2.9回/h)
- 消費電力 2.7W
- 騒音 31.5dB
- メーカーのサイト
今まで紹介した機種はどれも横並びでしたが、この機種は毛色が違い、トイレ用換気扇と銘打っています。
とにかく小型!特に幅が狭く12cmしかありません。(ほかの機種は26~28cm)
ファンは部屋側からは見えず、運転中も目立ちません。
ただし風量は小さく、他の機種の1/7~1/10程度です。トイレのような狭い部屋で常時運転する機種ですね。
まとめ
以上まとめると、
- 小ささや静かさを追求するなら FY-08WS2 (パナソニック)
- 部屋のすっきりさを求めるなら FW-20G (日本電興)
- 大風量を求めるなら FY-20WF2 (パナソニック)、次点でVFW-20X2 (東芝)
- オイルパックが必要なら VFW-20X2 (東芝)
- 最近発売で表面に抗菌仕様を求めるなら E-20WH2 (三菱電機)
という結果になりました。
で、あーきーは小ささを第一にFY-08WS2(パナソニック)を買いましたが、風量が小さくにおいがなかなか取れません。時間を区切って集中的に運転するので風量が大きい機種がよかったです。
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