前回組み立て終わった君川丸にウエザリングとワイヤー張りを施し、簡易ジオラマを作りました。
墨入れ、ウエザリング
①墨入れ
墨入れでモールドを強調します。エナメル塗料のフラットブラックをかなり薄めて、モールドに流し込みます。船体がオーバーハングしている部分の下に薄くフラットブラックに塗りました。
②ウエザリング
続いてMr.ウエザリングカラー ステインブラウンを薄めて、錆が垂れ落ちた筋などを細筆で書き入れます。塗料原液で一発で書くのではなく薄めた塗料で何回か書くのがポイント。
今回は使いませんでしたが、100円ショップの化粧品「ペンシルアイライナー」?も使えます。良い感じの茶色でしかも普通に鉛筆なので錆の筋が書きやすいです。
ワイヤー張り
他の人の作例を参考にワイヤーを貼ります。取説にはどのように張るのか全く書いてないので、資料は箱絵しかありません。
0.04mmのエナメル線を使ってゼリー状瞬間接着剤で止めます(遅い場合は硬化促進剤を使う)。ぴんと張ったつもりでしたが、船橋から伸びるワイヤーはうまく行ってませんね。伸ばしランナーで張る方法もあるようですが、どちらが良いのでしょう?今度試してみようかな。
張ったらフラットブラック(ラッカー系)で塗装しました。硬化促進剤で白くなった所はこの時補修します。
海面ジオラマ
簡易なものですが、ジオラマを初めて作成しました。材料はこちらです。
作り方は、
- ①台座となるB4くらいの段ボールを半分に切って重ねる(サイズはB5くらいになります)
- ②アルミホイルを一旦クシャクシャにし、伸ばして段ボールにテープで止める。
- ③緑のセロハン紙をクシャクシャにし、伸ばしてその上に重ねてテープで止める、
- ④青のセロハン紙を(以下略)
ポイントはアルミホイルやセロハン紙の端まで均等にクシャクシャにすることと、青のセロハン紙を一番上にすることです。
完成写真はこちら。我ながら良い感じになりました。
続いてフラットホワイトのドライブラシで波を書きます。私が参考にしたのは「航跡波」で画像検索してヒットした画像です。真上から写した画像をもとに書くと特徴がよくつかめます。
書いてみるとこんな感じ。お手軽な反面、波の盛り上がりを表現できないというのが欠点ですね。
完成へ
完成した君川丸を海面ジオラマに載せてみました。書いた白波が目立ってよい感じです。
艦尾側からはこんな感じ。
以上、1/700特設水上機母艦君川丸を作成しました。マイナーな艦種のため見慣れないパーツもあったりして楽しく作れました。初めて作った海面ジオラマも予想以上にうまくいきました。
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